技術紹介/強度計算例01

No.kL010030366

○○○　株式会社

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作業所

ファイル:Media/image2.jpeg

枠組足場計画　強度計算書

ファイル:Media/image3.jpeg

20XX年XX月XX日

日建リース工業株式会社

技術安全本部

〒101-0064 東京都千代田区猿楽町２－７－８

住友水道橋ビル２階

TEL/03-3295-6631 (直通) FAX/03-3293-6274

1　/　16

ファイル:Media/image6.jpeg

条件

●鋼材　降伏強さ●鋼材　ヤング係数

●建枠　許容荷重　(アルミスカイガード設置) ●建枠の許容積載荷重　(枠幅610mm)

●風荷重　基準風速

●メッシュシート　2類　充実率

●メッシュシート　2類　基本風力係数

●スーパークランプ　スベリ耐力

●壁つなぎ　許容耐力(圧縮・引張)

35280.000 2.058×107

17.150

2.450

16.000

0.710 1.580

8.820

4.410

N/cm2 (STK500相当品) N/cm2

kN/脚kN

m/sec

kN/個

kN/本

ファイル:Media/image7.jpeg

2　/　16

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1：建枠の検討

ａ） 建枠（RN6117SN)の検討

検討枠段数=19段

【枠の内外に共通な荷重】

部材

建枠 ( N6117S 鋼製布板 ( SKN6 連結ピン ( SH20T

階段枠 ( AL3055S

階段開口部手摺 ( SG918

作業荷重 ( 同時二層

単位重量(kN) ) 0.098 ) 0.159 ) 0.006 ) 0.156 ) 0.146 ) 2.450

(東側面図) （階段部）

寸法(m)

数量

× 19 = × 18 / 2 = × 38 = × 18 / 2 = × 18 / 2 = × 2 =

重量(kN)

1.862 1.431 0.228 1.404 1.314 4.900

ファイル:Media/image8.jpeg

Pa = 11.139

【枠の内側にかかる荷重】

部材

筋違 ( A14

中さん (φ48.6×2.4 下さん ( NUB18

単位重量(kN)

) 0.042

) 0.027 ×) 0.023

寸法(m)

1.829

×

×

×

数量

38 / 2 = 18 × 1 = 36 / 2 =

重量(kN)

0.798 0.889 0.414

ファイル:Media/image8.jpeg

Pi = 2.10

【枠の外側にかかる荷重】

部材

筋違 ( A14

幅木：鋼製足場板 ( NB400 アルミスカイガード ( ASG18T

養生部材 (メッシュシートTN式アサガオ (スパン1829

単位重量(kN)

) 0.042

) 0.038 ×) 0.072

) 0.006 ×) 1.173

寸法(m)

1.829

1.829

×

×

×

×

×

数量

2 / 2 = 1 × 18 = 36 / 2 = 1.725 × 19 =

2 / 2 =

重量(kN)

0.042 1.252 1.296 0.360 1.173

ファイル:Media/image8.jpeg

Po = 4.08

【建地にかかる荷重】

枠内側建地にかかる荷重

P = Pa +

1 2

P

=

=

11.139

ファイル:Media/image9.jpeg2 7.671

kN

2.101

≦ 17.150

kN/脚 ∴ OK

ファイル:Media/image10.jpeg

枠外側建地にかかる荷重P = Pa +

2 2

Po

=

=

11.139

ファイル:Media/image11.jpeg2 9.651

kN

4.081

≦ 17.150

kN/脚 ∴ OK

3　/　16

ファイル:Media/image6.jpeg

２：梁枠の検討ａ）建枠の検討

【枠の内外に共通な荷重】

部材

建枠 ( N6117S 鋼製布板 ( SKN6 連結ピン ( SH20T 作業荷重 ( 同時二層

単位重量(kN) ) 0.098 ) 0.159 ) 0.006 ) 2.450

3スパン梁枠（北側面図)

寸法(m)

×

×××

数量

10 = 20 / 2 = 20 =

2 =

重量(kN)

0.980 1.590 0.120 4.900

ファイル:Media/image8.jpeg

Pa = 7.590

【枠の内側にかかる荷重】

部材

筋違 ( A14

中さん (φ48.6×2.4 下さん ( NUB18

単位重量(kN)

) 0.042

) 0.027 ×) 0.023

寸法(m)

1.829

×

×

×

数量

20 / 2 = 10 × 1 = 20 / 2 =

重量(kN)

0.420 0.494 0.230

ファイル:Media/image8.jpeg

Pi = 0.724

【枠の外側にかかる荷重】

部材

筋違 ( A14

幅木：鋼製足場板 ( NB400 アルミスカイガード ( ASG18T

養生部材 (メッシュシートTN式アサガオ (スパン1829

単位重量(kN)

) 0.042

) 0.038 ×) 0.072

) 0.006 ×) 1.173

寸法(m)

1.829

1.829

×

×

×

×

×

数量

6 / 2 = 1 × 10 = 20 / 2 = 1.725 × 10 =

2 / 2 =

重量(kN)

0.126 0.696 0.720 0.190 1.173

ファイル:Media/image8.jpeg

Po = 1.606

【建地にかかる荷重】

枠内側建地にかかる荷重

P = Pa +

1 2

P

=

=

7.590

ファイル:Media/image9.jpeg2

4.519

kN

0.724

≦ 17.150

kN/脚 ∴ OK

ファイル:Media/image10.jpeg

枠外側建地にかかる荷重P = Pa +

2 2

Po

=

=

7.590

ファイル:Media/image11.jpeg2 5.401

kN

1.606

≦ 17.150

kN/脚 ∴ OK

ファイル:Media/image6.jpeg

ｂ）梁枠の検討

梁枠（3スパン用）A147

P P

ファイル:Media/image13.jpeg
ファイル:Media/image14.jpeg

3スパン用梁枠A14

【梁枠にかかる荷重】

内側梁枠にかかる荷重

Phi = P1 = 4.519kN

外側梁枠にかかる荷重

Pho = P2 = 5.401 kN

　梁枠上の枠組足場は、枠組足場両側に取り付けられた交差筋違の効果により、枠組が一種のトラス梁的な役割をするため、枠組自体で積載荷重を支持し、梁枠に梁枠上方の枠組の重量、枠組の積載荷重等は、作用荷重としてあまり作用しない。

社団法人 仮設工業会発行

厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課建設安全対策室推薦『足場・型枠支保工設計指針』

ファイル:Media/image7.jpeg

5　/　16

ファイル:Media/image6.jpeg

ｃ）梁枠架設枠の検討

【枠の内外に共通な荷重】

部材

建枠 ( N6117S 鋼製布板 ( SKN6 連結ピン ( SH20T 作業荷重 ( 同時二層

単位重量(kN) ) 0.098 ) 0.159 ) 0.006 ) 2.450

寸法(m)

数量

× 12 = × 21 / 2 = × 24 = × 2 =

重量(kN)

1.176 1.670 0.144 4.900

ファイル:Media/image8.jpeg

Pa = 7.890

【枠の内側にかかる荷重】

部材

筋違 ( A14

中さん (φ48.6×2.4 下さん ( NUB18

単位重量(kN)

) 0.042

) 0.027 ×) 0.023

寸法(m)

1.829

×

×

×

数量

24 / 2 = 22 × 2 = 22 / 2 =

重量(kN)

0.504 2.173 0.253

ファイル:Media/image8.jpeg

Pi = 2.930

【枠の外側にかかる荷重】

部材

筋違 ( A14

幅木：鋼製足場板 ( NB400 アルミスカイガード ( ASG18T

養生部材 (メッシュシート

単位重量(kN)

) 0.042

) 0.038 ×) 0.072

) 0.006 ×

寸法(m)

1.829

1.829

×

×

×

×

数量

8 / 2 = 1 × 11 = 21 / 2 = 1.725 × 12 =

重量(kN)

0.168 0.765 0.756 0.228

ファイル:Media/image16.jpeg

Po = 1.917

【建地にかかる荷重】

●梁枠１セット重量Hw ：●梁枠上枠内側建地にかかる荷重Phi ：●梁枠上枠外側建地にかかる荷重Pho ：

1.194 4.552 5.412

枠内側建地にかかる荷重

P = Pa +

1 2

= 7.890 +

2

= 11.726

Pi + Phi + Hw

4

2.930 + 4.552 + 1.194

4 kN ≦ 17.150 kN/脚 ∴ OK

ファイル:Media/image12.jpeg

枠外側建地にかかる荷重

P = Pa + Po +

1 2

= 7.890 + 1.917 +

2

= 11.573 kN ≦ 17.150

Pho

5.412

kN/脚

Hw

ファイル:Media/image17.jpeg4

• 1.194

4

∴ OK

6　/　16

ファイル:Media/image6.jpeg

3： 梁枠(A148)の検討ａ）建枠の検討

【枠の内外に共通な荷重】

部材

建枠 ( N6117S 鋼製布板 ( SKN6 連結ピン ( SH20T 作業荷重 ( 同時二層

単位重量(kN) ) 0.098 ) 0.159 ) 0.006 ) 2.450

2スパン梁枠(南側面図)

寸法(m)

重量(kN)

2.254 3.657 0.276 4.900

ファイル:Media/image8.jpeg

Pa = 11.087

【枠の内側にかかる荷重】

部材

筋違 ( 下さん (

A14 NUB18

単位重量(kN) ) 0.042 ) 0.023

寸法(m)

×

×

数量

46 / 2 = 46 / 2 =

重量(kN)

0.966 0.529

ファイル:Media/image16.jpeg

Pi = 1.495

【枠の外側にかかる荷重】

部材

筋違 ( A14

幅木：鋼製足場板 ( NB400 アルミスカイガード ( ASG18T

養生部材 (メッシュシートTN式アサガオ (スパン1829

単位重量(kN)

) 0.042

) 0.038 ×) 0.072

) 0.006 ×) 1.173

寸法(m)

1.829

1.829

×

×

×

×

×

数量

6 / 2 = 1 × 23 = 44 / 2 = 1.725 × 23 =

2 / 2 =

重量(kN)

0.126 1.599 1.584 0.436 1.173

ファイル:Media/image16.jpeg

Po = 4.918

【建地にかかる荷重】

枠内側建地にかかる荷重

P = Pa +

1 2

P

=

=

11.087

ファイル:Media/image18.jpeg2 7.039

• 1.495

kN ≦ 17.150

kN/脚 ∴

OK

ファイル:Media/image10.jpeg

枠外側建地にかかる荷重P = Pa +

2 2

Po

= 11.087

2

= 10.462

4.918

kN ≦ 17.150

kN/脚 ∴

OK

ファイル:Media/image6.jpeg

ｂ）梁枠の検討

【梁枠にかかる荷重】

内側梁枠にかかる荷重

Phi = P1 = 7.039kN

外側梁枠にかかる荷重

Pho = P2 = 11.302kN

梁枠（2スパン用）A148

P

ファイル:Media/image19.jpeg

2スパン用梁枠A14

　梁枠上の枠組足場は、枠組足場両側に取り付けられた交差筋違の効果により、枠組が一種のトラス梁的な役割をするため、枠組自体で積載荷重を支持し、梁枠に梁枠上方の枠組の重量、枠組の積載荷重等は、作用荷重としてあまり作用しない。

社団法人 仮設工業会発行

厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課建設安全対策室推薦『足場・型枠支保工設計指針』

ファイル:Media/image7.jpeg

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ファイル:Media/image6.jpeg

ｃ）梁枠架設枠の検討

【枠の内外に共通な荷重】

部材

建枠 ( N6117S 鋼製布板 ( SKN6 連結ピン ( SH20T 作業荷重 ( 同時二層

単位重量(kN) ) 0.098 ) 0.159 ) 0.006 ) 2.450

寸法(m)

数量

× 25 = × 47 / 2 = × 50 = × 2 =

重量(kN)

2.450 3.737 0.300 4.900

ファイル:Media/image8.jpeg

Pa = 11.387

【枠の内側にかかる荷重】

部材

筋違 ( 下さん (

A14 NUB18

単位重量(kN) ) 0.042 ) 0.023

寸法(m)

×

×

数量

48 / 2 = 47 / 2 =

重量(kN)

1.008 0.541

ファイル:Media/image16.jpeg

Pi = 1.549

【枠の外側にかかる荷重】

部材

筋違 ( A14

幅木：鋼製足場板 ( NB400 アルミスカイガード ( ASG18T

養生部材 (メッシュシートTN式アサガオ (スパン1829

単位重量(kN)

) 0.042

) 0.038 ×) 0.072

) 0.006 ×) 1.173

寸法(m)

1.829

1.829

×

×

×

×

×

数量

8 / 2 = 1 × 24 = 46 / 2 = 1.725 × 25 =

2 / 2 =

重量(kN)

0.168 1.669 1.656 0.474 1.173

ファイル:Media/image16.jpeg

Po = 5.140

【建地にかかる荷重】

●梁枠１セット重量Hw ：●梁枠上枠内側建地にかかる荷重Phi ：●梁枠上枠外側建地にかかる荷重Pho ：

枠内側建地にかかる荷重

P = Pa +

1 2

= 11.387 +

2

= 10.997

0.940 7.039 11.302

*

kN kN kN

Phi + Hw

2 4

7.039 + 0.940

2 4

kN/脚 ∴ OK

ファイル:Media/image12.jpeg

枠外側建地にかかる荷重

P = Pa +

2 2

= 11.387 +

2

= 16.720

Po

5.140

Pho

ファイル:Media/image17.jpeg2

11.302

2

Hw

ファイル:Media/image17.jpeg4

0.940

ファイル:Media/image9.jpeg4 OK

9　/　16

ファイル:Media/image6.jpeg

4：建枠の検討

ａ） 建枠（RN6117SN)の検討

検討枠段数=22段

【枠の内外に共通な荷重】

部材

建枠 ( N6117S 鋼製布板 ( SKN6 連結ピン ( SH20T 作業荷重 ( 同時二層

単位重量(kN) ) 0.098 ) 0.159 ) 0.006 ) 2.450

（北側面図) （階段部）

寸法(m)

数量

× 22 = × 42 / 2 = × 44 = × 2 =

重量(kN)

2.156 3.339 0.264 4.900

ファイル:Media/image8.jpeg

Pa = 10.659

【枠の内側にかかる荷重】

部材

筋違 ( A14

中さん (φ48.6×2.4 下さん ( NUB18

単位重量(kN)

) 0.042

) 0.027 ×) 0.023

寸法(m)

1.829

×

×

×

数量

44 / 2 = 22 × 2 = 44 / 2 =

重量(kN)

0.924 2.173 0.506

ファイル:Media/image8.jpeg

Pi = 3.603

【枠の外側にかかる荷重】

部材

幅木：鋼製足場板 ( アルミスカイガード (

養生部材 (

NB400

ASG18T メッシュシート

単位重量(kN)

) 0.038 ×) 0.072

) 0.006 ×

寸法(m) 1.829

1.829

×

×

×

数量

1 × 22 = 42 / 2 = 1.725 × 22 =

重量(kN)

1.530 1.512 0.417

ファイル:Media/image8.jpeg

Po = 3.459

【建地にかかる荷重】

枠内側建地にかかる荷重

P = Pa +

1 2

P

=

=

10.659

ファイル:Media/image9.jpeg2 8.933

3.603

kN ≦ 17.150

kN/脚 ∴ OK

ファイル:Media/image10.jpeg

枠外側建地にかかる荷重P = Pa +

2 2

Po

=

=

10.659

ファイル:Media/image18.jpeg2 8.789

3.459

kN ≦ 17.150

kN/脚 ∴ OK

PN =

P2

ファイル:Media/image20.jpegcosθ

=

8.789 = 0.7071

ファイル:Media/image10.jpeg

θ =45.0

---

---

θ

PN

【クランプの検討】

●スーパークランプの許容スベリ耐力f ：

8.820

kN

n = よって、

2

Pmax =

f

個固定とする。

12.430

8.820

= 2 個

ファイル:Media/image7.jpeg

10　/　16

ファイル:Media/image6.jpeg

ｂ）方杖単管の座屈検討

【計算条件】

●鉛直荷重P:

●円周率π:

●降伏強さF:

●ヤング係数E: ●座屈長L:

●断面2次半径　i: ●断面積A:

φ48.6×2.4

12.430 kN

= 12430 N

3.14

35280 N/cm2

【限界細長比】

Λ =

【細長比】

λ =

π2E

0.6F =

L = i

3.14

2 × 2.058

× 10

= 97.906

【安全率】

υ = 1.5+0.57×(

λ 2

Λ ） = 1.5 + 0.57 × （

47.683 2

97.906 ） = 1.636

【許容座屈応力度】

1-0.4×(λ/Λ)2

σc = υ

= 19518 N/cm2

×F =

1 - 0.4 × ( 47.683

1.636

97.906

)2

× 35280

【座屈応力度】

σ = P =

A

12430

ファイル:Media/image28.jpeg3.483

= 3569 N/cm2 ≦

19518 N/cm2 ∴ OK

11　/　16

ファイル:Media/image6.jpeg

ｃ）建地単管の座屈検討

φ48.6×2.4　（ダブル使い）

【計算条件】

●鉛直荷重P: 17.722kN (建枠内側荷重P1+外側荷重P2）

= 17722 N

●円周率π: 3.14

●降伏強さF: 35280 N/cm2

●ヤング係数E: 2.058 × 107N/cm2

●座屈長L: 2638mm = 263.8cm （建地単管中心高さに壁つなぎ設置し座屈点とする）●断面2次半径　i: 1.640 cm

●断面積A: 3.483cm2

●建地単管本数　N: 2 本

【限界細長比】

2 × 2.058

0.6 × 35280

= 97.906

【細長比】

λ =

【許容座屈応力度】

263.8

ファイル:Media/image36.jpeg1.640

= 160.854 ＞

σ = 0.29 ×F ×N =

c (λ/Λ)2

= 7580 N/cm2

( 160.854 / 97.906 )

2

× 35280 × 2

【座屈応力度】

σ = P =

A

17722 = 3.483

5089

N/cm2 ≦ 7580 N/cm2 ∴

12　/　16

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5：風荷重の検討ａ）壁つなぎの検討

【計算条件】

●基準風速V0:

●台風時割増係数Ke:

●地上高さZにおける瞬間風速分布係数S:

●近接高層建築物による割増係数EB:

●メッシュシートの充実率∮:

●メッシュシートの基本風力係数Co:

●メッシュシートの全体高さH:

●メッシュシートの全体幅B:

●壁つなぎ設置高さ間隔FL: 4760 mm = ●スパンWS: 1829mm =

(南側面図)

(メッシュシート)

16m/sec （表1に記載される地域を除き14m/sec）1.0 （表2参照）

1.46 （表3参照）

1.0 （図1，2，3，4参照）

0.71

1.58 （図5参照）

48.428m

44.114m

4.760 m

1.829m

【設計用風速】

Vz = V0・Ke・S・EB = 16 × 1.0 × 1.46

× 1.0 = 23.360 m/sec

【設計用速度圧】

q = 5 2 =

z 8 Vz

5 × 23.3602 =341.056 2 8 N/m

【風力係数】

●第2構面の風力低減係数 γ

γ = 1.0-∮ = 1.0 - 0.71 = 0.29

●地面から建っているシート、ネット及び防音パネルの縦横比による形状補正係数 R

2 × 48.428 = 2.196 よって 1.5 ＜

44.114

2H ＜ 59 となる為、B

R = 0.5813 + 0.013 × 2H - 0.0001 ×( 2H 2

B B )

= 0.5813 + 0.013 × 2.196 - 0.0001 × 2.196 2 = 0.610

●建築物に併設された足場の設置位置による補正係数 F設置位置（B） （図6および表4参照）

F = 1.0 + 0.31 ×∮ = 1.0 + 0.31 × 0.71 = 1.23

よって風力係数Cは

C = (0.11+0.09γ+0.945CoR)×F

= ( 0.11 +

0.09 ×

0.29 + 0.945 × 1.58 × 0.610

1.23 = 1.288

【足場に作用する風圧力】

●作用面積A:（壁つなぎ設置間隔 1FL 1

= FL× 1 ｽﾊﾟﾝ×WS =

ｽﾊﾟﾝ毎）

× 1 ×

.829 = 8.707

（社）仮設工業会発行　『風荷重に対する足場の安全技術指針』 より

壁つなぎ１本当りの許容荷重を 4.410 kNの 3 割増の 5.733kNとして検討する。

P = qzCA =341.056 × 1.288 × 8.707

= 3825 N/本

= 3.825kN/本 ≦ 5.733kN/本

ファイル:Media/image6.jpeg

§基準風速（V0）

【表1：16m/sec以上となる地域の基準風速(V0：m/sec)】

※平成22年3月31日までに合併した市町村に対応

地　方	基準風速	地　　域
北海道	20	根室市、紋別市、日高郡、浦河郡、様似郡、幌泉郡、寿都郡、檜山郡、紋別郡(雄武町・興部町)
	18	稚内市、留萌市、釧路市、室蘭市、登別市、苫小牧市、伊達市、北斗市、函館市、 斜里郡、礼文郡、利尻郡、天塩郡、留萌郡、苫前郡、増毛郡、野付郡、標津郡、目梨郡、久遠郡、 厚岸郡、川上郡、釧路郡、阿寒郡、白糠郡、新冠郡、沙流郡、島牧郡、有珠郡、勇払郡(厚真町・ むかわ町・安平町)、白老郡、虻田郡(洞爺湖町・豊町)、松前郡、上磯郡、亀田郡、茅部郡、山越 郡、二海郡、爾志郡、奥尻郡、瀬棚郡
	16	網走市、北見市、小樽市、帯広市、赤平市、芦別市、砂川市、滝川市、美唄市、深川市、三笠市、 歌志内市、夕張市、岩見沢市、石狩市、恵庭市、江別市、北広島市、札幌市、千歳市、 網走郡、常呂郡、磯谷郡、積丹郡、紋別郡(滝上町・湧別町・遠軽町・西興部村)、宗谷郡、上川郡 (新得町・清水町)、枝幸郡、中川郡、岩内郡、古宇郡、河東郡、河西郡、雨竜郡、広尾郡、虻田郡 (喜茂別町・京極町・倶知安町・ニセコ町・真狩村・留寿都村)、中川郡、足寄郡、十勝郡、空知郡 (南幌町・奈井江町・上砂川町)、夕張郡、樺戸郡、石狩郡、古平郡、余市郡
東　北	20	秋田県＜秋田市、 由利本荘市、 にかほ市＞
	18	青森県＜全域＞、岩手県＜全域＞、宮城県＜全域＞、秋田県＜20m/s地域を除く全域＞、山形県＜ 酒田市、鶴岡市、飽海郡、東田川郡＞
	16	福島県＜白河市、須賀川市、岩瀬郡、西白河郡＞
関　東	20	東京都＜大島支庁、三宅支庁、八丈支庁、小笠原支庁＞、千葉県＜銚子市＞
	18	東京都＜23区内＞、千葉県＜銚子市、館山市、鴨川市、南房総市、安房郡を除く全域＞、 神奈川県＜川崎市、横浜市、横須賀市、逗子市、鎌倉市、三浦市、三浦郡＞
		東京都＜20m/s並びに18m/s地域を除く全域＞、茨城県＜土浦市、石岡市、取手市、水戸市、つくば 市、鉾田市、竜ヶ崎市、常陸大宮市、小美玉市、神栖市、行方市、潮来市、かすみがうら市、稲敷 市、守谷市、東茨城郡、稲敷郡、北相馬郡＞、栃木県＜那須塩原市、大田原市、那須烏山市、那須 郡＞、群馬県＜藤岡市、富岡市、安中市、北群馬郡、多野郡、甘楽郡、吾妻郡を除く全域＞、 埼玉県＜秩父市、飯能市、秩父郡、入間郡、児玉郡を除く全域＞、千葉県＜館山市、鴨川市、南房 総市、安房郡＞、神奈川県＜18m/s地域を除く全域＞
北　陸 ・ 中　部	18	新潟県＜村上市、新発田市、新潟市、五泉市、燕市、佐渡市、阿賀野市、胎内市、長岡市、北蒲原 郡、西蒲原郡、三島郡、岩船郡＞、石川県＜輪島市、珠洲市、七尾市、羽咋市、羽咋郡、鳳珠郡＞ 、静岡県＜御前崎市、掛川市、菊川市、牧之原市、榛原郡(吉田町)＞、愛知県＜田原市＞、 三重県＜津市、松坂市、伊勢市、鳥羽市、志摩市、多気郡、度会郡＞
	16	新潟県＜18m/s地域を除く全域＞、 山梨県＜全域＞、 富山県＜全域＞、 静岡県＜18m/s地域を除く全 域＞、愛知県＜18m/s地域を除く全域＞、岐阜県＜大垣市、不破郡、養老郡＞、三重県＜18m/s地域 を除く全域＞
近　畿	18	和歌山県＜和歌山市、有田市、海南市、海草郡＞、兵庫県＜神戸市、姫路市、尼崎市、加古川市、 明石市、西宮市、芦屋市、高砂市、加古郡＞
	16	大阪府＜全域＞、和歌山県＜18m/s地域を除く全域＞、滋賀県＜全域＞、兵庫県＜伊丹市、たつの 市、相生市、赤穂市、西脇市、宝塚市、三木市、川西市、小野市、三田市、加西市、洲本市、加東 市、淡路市、南あわじ市、神埼郡、多可郡、川辺郡、揖保郡、赤穂郡＞
中　国 ・ 四　国	20	高知県＜室戸市＞
	18	島根県＜全域＞、徳島県＜徳島市、小松島市、阿南市、那賀郡、海部郡＞、高知県＜安芸市、四万 十市、中村市、宿毛市、土佐清水市、安芸郡、幡多郡、高岡郡(四万十町)＞
	16	山口県＜萩市、長門市、下関市、山陽小野田市、宇部市、山口市、阿武郡＞、鳥取県＜全域＞、 香川県＜全域＞、徳島県＜阿波市、鳴門市、板野郡＞、愛媛県＜西予市、八幡浜市、大洲市、宇和 島市、西宇和郡、北宇和郡、南宇和郡＞
九　州 ・ 沖　縄	18	長崎県＜五島市、南松浦郡＞、鹿児島県＜奄美市、大島郡＞、沖縄県＜全域＞
	16	福岡県＜北九州市、中間市、行橋市、京都郡(苅田町)、遠賀郡＞、長崎県＜平戸市、松浦市、佐世 保市、壱岐市、対馬市、北松浦郡＞、宮崎県＜宮崎市、日南市、串間市＞、鹿児島県＜鹿屋市、枕 崎市、指宿市、鹿児島市、南九州市、南さつま市、曽於市、志布志市、曽於郡、肝属郡＞

※長野県、奈良県、京都府、広島県、岡山県、佐賀県、熊本県の全域と、その他の記載の無い地域は14m/secとする。

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ファイル:Media/image4.jpegファイル:Media/image5.jpegファイル:Media/image40.jpegファイル:Media/image41.jpeg

14　/　16

ファイル:Media/image6.jpeg

§台風時割増係数（Ke）

【表2：台風時割増係数(Ke)】

地方名	県　名	割増係数(Ke)
中　国	山口県	1.1
九　州	福岡県	1.1
	佐賀県
	長崎県
	熊本県
	大分県
	宮崎県
	鹿児島県	1.2
沖　縄	沖縄県	1.2
その他	上記以外	1.0

§地上(Z)における瞬間風速分布係数（S）

●地上からの高さＺ: ●地域区分:

48.428m

（Ⅳ）一般市街地

【表3：瞬間風速分布係数(S)】

地上からの高さ Z(m)	地　域　区　分
	Ⅰ
	海岸・海上
0～ 5	1.65
5～ 10	1.65
10～ 15	1.74
15～ 20	1.74
20～ 25	1.84
25～ 30	1.84
30～ 35	1.84
35～ 40	1.84
40～ 45	1.92
45～ 50	1.92
50～ 55	1.92
55～ 60	1.92
60～ 65	1.92
65～ 70	1.92
70～100	1.99

※地上からの高さZ；0～5の表示は、0m以上5ｍ未満と読む。

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海岸・海上 … 海上・海に面しほとんどの障害物のない開けた地域

草原・田園 … 草原・田園のような開けた地域

郊外・森 … 樹木・1～2階程度の低層建築物が密集する地域、或いは4～9階の中層建築物が散在する地域一般市街地 … 4～9階の中層建築物が主となる地域

大都市市街地 … 10階以上の高層建築物が密集する地域

15　/　16

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§ 近接高層建築物による割増係数 (EB)　：　近接高層建築物による影響

　近接する高さ50m以上の高層建築物による風速の割増係数(EB)は、高層建築物からの至近距離(L)に対して、以下の値とする。

(1)近接して高層建築物がない場合、もしくは高層建築物

からの至近距離(L)が、図1のL1を超える場合には、EB=1.0とする。

(2)高層建築物からの至近距離(L)が図1のL1以下と

なる場合には、地上からの高さZ≦H/2の範囲において以下の値とする。

L2　＜　L　≦　L1　　：　EB=1.1

L3　＜　L　≦　L2　　：　EB=1.2

L4　≦　L　≦　L3　　：　EB=1.3

【図1】

ファイル:Media/image47.jpeg近接する高層建築物の高さ（H：ｍ)

【図3】

ファイル:Media/image48.jpeg近接する高層建築物の高さ（H：ｍ)

EB=1.0

EB=1.1

【図2】

L2

【図4】

L4

D

H

EB=1.2EB=1.3

L4

L3

近接する高層建築物の高さ（H：ｍ)

近接する高層建築物の高さ（H：ｍ)

※図中の“W+D”は、それぞれ近接高層建築物の幅(W)と奥行き(D)の合計とする。（単位：ｍ）

また、図示した線上の“W+D”以外の値については、直線補間により距離L1～L4を求めるものとする。

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16　/　16

§基本風力係数（Co）：　メッシュシート

【図5：基本風力係数(Co)】

※充実率について

基本風力係数（o）

C

∮:0.71 Co:1.58

　充実率とは、メッシュ（網目）の占める実面積の割合を表すもので、下記の式によって求められる。

網の実面積（斜線部

充実率=

網の外郭面積

充実率　（∮

§建築物に併設された足場の設置位置による補正係数（F）

.40

【図6：併設足場の設置位置による補正係数(F)】

<B>F=1+0.31・∮

.30

.20

位置補正係数(F)

.10

1.00 (-1.00)

<A>F=1.00 <C>F=-1.00

-0.90

<D>F=-1+0.23・∮

-0.80

<E>F=-1+0.38・∮

-0.70

-0.60

-0.50

0.0

0.2

0.3

0.4

0.5

充実率　（∮）

0.6

0.7

0.8

0.9

.0

【表4：併設足場の設置位置による補正係数Ｆの適用】

注1) 正の風力とはシート等が建物に向かって押される場合をいう。

注2) 開口部付近とは、シート等の開口部から２スパンの距離間とする。

また、突出部とは建物頂部より突出した部分をいう。

注3) 足場の一部分にシート等を取付けた場合は、「Ｆ」の値として「A」を適用する事ができる。

足場の種類	風力の方向<注1>	シート・ネットの取り付け位置	F
独立して設置された足場	正・負	全部分	A
建物外壁面に沿って設置された足場	正	上層2層部分	A
		その他の部分	B(A)<注3>
	負	開口部付近及び突出部<注2>	C
		隅角部から2スパンの部分	D
		その他の部分	E